サーマルカメラの導入理由
大型イベントの開催があり、高精度で厳重な検温管理が求められる事と、多くの方がご来場されるので一人一人の検温ではなく、同時に大勢を検温できる機器が必要だったため。
実機デモ・事前打合せ・利用まで
横浜のイベント会場にて実機デモを行いました。何度か日本ホールさんの事務所でご相談をして、今回はレンタルで利用して、カメラの使用方法を覚えながら将来的には購入も検討しています。
サーマルカメラ運用時に困ったこと
真夏の完全屋外での検温が必要で、サーマルカメラの精度を落とさずにどう設置すれば良いのか困りました。日本ホールさんと相談しながら、大型テントを使用して、テント内の換気を行いながら当日は無事に検温を行えました。屋外で電力量も限られているため、電源確保も大変でした。エラーで検温が止まることもありましたが、エンジニアの方を派遣いただいていたので、即座にエラー対応に入っていただけました。
サーマルカメラ運用をして良かったこと
大阪会場では実際に発熱されている方を検知して、残念ではありますがご退場いただくこともありました。5,000人規模と、コロナ禍としては大規模イベントでしたが、イベントから２週間以上経過した現在も本イベントからの発熱者の報告がなく、安心しております。また、イベントのご参加者様や各種メディア様から、今回の徹底した検温体制に対する肯定的なご意見が多くみられ、まだまだ大変な状況ですが、少し前向きな一歩を踏み出せたのではと思います。
補助金申請の有無
申請無し。
費用
【10日間 短期レンタル】
ミドルエンドモデル125,000円×５台
AIレコーダー 130,000円×１台
ハンディ 24,000円×３台
初期設定 50,000円×５台(２台目以降半額)
設置工事 50,000円×５台(２台目以降半額)
工事部材費 30,000円
消耗品 50,000円
エンジニア出動費 30,000円×(イベント期間中常駐)
【ご購入】
ノートPC 70,000円×５台
PC初期設定費用 2,000円×５台
合計 1,867,000円(税抜)
■イベント期間 6日間
真夏で屋外・半屋外での設置だったため、サーマル機器のエラーを懸念して今回はエンジニアを1名派遣し、イベント期間中常駐にて対応。しかし、大型会場で検温所が複数ある場合はエンジニア2名以上での対応が望ましいです。
大阪会場の外、屋外テント内に検温場を設営
テント内は扇風機や冷却機などで換気とクールダウン
AIレコーダーを使用して複数台を監視しました。発熱者は右側に一覧表示されるので見逃しません
入場ゲート以外での二次検温も行い、最終チェック
横浜会場は、半屋外のため簡易テントを設営(第一検温)
パーテーションで４列に区切り、距離を保ちながら検温できるようになっています
会場内入り口でも二次検温を行い最終チェック
異常を検知した際は、お声がけして再検温
複数の二次検温所で、漏れなくチェックします
カメラの検知エリアで一度立ち止まっていただくと、より安定した確実な検温チェックができます
